2019年08月28日

5日間のワークショップで何か変わるのか?「夏のアトリエ」レポート@

メルマガ2019.09 top.jpg
ボローニャ国際絵本原画展@板橋区立美術館 連動企画ワークショップ
講師:ディエゴ・ビアンキ氏(アルゼンチンのイラストレーター・編集者)
日時:2019年7月2日〜6日 10時〜16時
場所:板橋区立美術館

アルゼンチンのイラストレーターで出版者、ディエゴ・ビアンキ氏の
ワークショップ「夏のアトリエ」に参加してきました!

夏のアトリエとは、毎年、板橋区立美術館で開催される
ボローニャ国際絵本原画展』の連動企画として
プロのイラストレーター向けに海外の専門家を招いて
5日間集中のワークショップを行うというものです。

私は、絵本の仕事経験はあるものの、絵本向きではないかなぁと思っていたのですが、
毎年行くボローニャ国際絵本原画展(以下ボローニャ展)の作品は大人っぽいものが多く、
海外の絵本事情などを聞いてみたい、何か制作の役に立つかもと思っての応募でした。

事前に「散歩の小さな記録」を描いてくるように宿題がでました。
スケッチブック1冊。何を描いて行こう。

5日間の講座を受けるために仕事も前倒ししたりで、散歩する余裕がないので
苦肉の策で、買い物したり人に会ったりと外出する度に写真を撮り、スケッチ。
結局、これは散歩なの?って感じの1冊になりました。

【初日】
ディエゴとご対面です。
私の人生でアルゼンチンの人と知り合いになることがあるなんて!
第一印象は細身で背が高くて、鼻が高い。髪は黒くて巻き毛。
まだ外国人!という印象が強くて優しいとか厳しいとかわからない状態。

通訳はスペイン語で絵本の翻訳もされている宇野さん。
サブでイタリア語の通訳の森泉さん、
美術館のスタッフは館長を含めて3人が入れ替わりでサポート、
そしてディエゴは片道3日かけて日本に来てくれたらしい。
(ウルグアイ→アルゼンチン→メキシコ1泊→日本)
なんて贅沢な時間!

講座を受ける人は20名あまり。まずは簡単な自己紹介。

それからディエゴの紹介も兼ねて仕事のスライドや絵本を見る。
ディエゴの作品は絵1枚で魅せるというよりも
表現したいものに合わせて最適なアプローチをする形。
雲の写真を撮って何に見えるかの絵を描いていたり、
コラージュを動かす動画をつくったり、ハンコで絵本をつくったり。
ディエゴ曰く「絵本とは絵と言葉で遊ぶこと」

私達が制作した「散歩の記録」も前に並ぶ。
ディエゴは誰よりも興味深そうに見て、写真を撮っていた。
散歩の記録達S.jpg

午後からは、スケッチの為に外出。
途中、ディエゴは道端に生えているタンポポの葉を
「これは食べられるんだよ」と言ってムシャムシャ食べた。
私はそこで『犬がおしっこしているかも・・・』
という言葉をぐっと呑み込んだけど、
そこにいた数人も後で同じことを言っていた。

近くの植物公園かお寺のどちらかに分かれて、スケッチする。
皆、盛大に蚊に刺される。板橋の緑は深い。
夏のアトリエスケッチの様子s.JPG

ディエゴは言う、

”外に出て観察しよう!
詩や音楽からインスピレーションを受けよう。
大事なのは自分で探して見つける事。
未来はうしろにある”

それは過去にやったことが未来を作っていくから?
注意深く日々を過ごし、記録することが、
未来の自分の絵をつくるという意味だと私は捉えたけれど、
正確にとらえられているかちょっと自信は無い。

”絵の制作は試行錯誤して、楽しもう。
あまり深刻にならない事”

とアドバイスをくれるディエゴ。
深刻になったことがあるから言える言葉だね。
地球の真裏から来た人ではなくて
急に制作する事に真摯なイラストレーターの先輩という感じに見えてきた。

◆観察を元にボローニャの公募と同じく5枚を描こう! とここで課題がでる。

夜は懇親会。とてもとても素敵だった。IMG_1210s.jpg
料理も会場も。妖精のパーティに呼ばれたみたいだった。

ここで一日目終了。Aへ続く。
posted by らっぴょ。 at 18:18| Comment(0) | 制作日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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